第108回:年末年始 特別企画【日本橋の老舗3代目シェフ対談 vol.1】
【日本橋いづもや】岩本公宏氏×【たいめいけん】茂出木浩司氏による、特別企画・日本橋老舗の料理人対談。岩本氏が副会長を務める、日本橋若旦那衆の会「三四四会」メンバーであり、老舗の3代目という共通点をもつ二人がいま取り組むイベントや未来の日本橋について語りつくす。
日本橋「三四四会」とは
――「老舗」、「旦那」ってかっこいいですよね。その旦那衆が集う「三四四会」の副会長をされている岩本さんですが、どんな活動をされているんですか?
岩本:日本橋にある「日本橋料理飲食業組合」の若旦那連中で、昭和34年4月に発足しまして、344で三四四(みよし)会、と名づけました。若手の組合なもんですから、オヤジさんたちの影響を受けずに自由にいろんなことをやりたいということで、職種を超えて日本橋のために何かできないか?と講師を呼んで勉強会をしたり、行政と組んでイベントを開催したり、様々な取り組みをしています。
茂出木:若手といってもおじさんですけどね?(笑)僕もう25年くらい入ってます。いい意味でライバル意識をもって、仲間だからこそ切磋琢磨する。言いたいことを言う。ほんとのところ、仲悪いんじゃないかって?…さてどっちでしょう?(笑)
格式高く、敷居は低く
――やっぱり日本橋って日本の基点みたいなところでもあるし、いろんなものの発祥の地であったりもする。敷居が高いっていうのかな、初めて行くにはちょっと遠慮してしまう場所なイメージがあるんですが。
岩本:日本橋って実は変わってないんですよ。変わったのは回りのちっちゃな建物がビルになったり、人が変わったりしていて、実は店ってずーっと変わってないんです。50年100年と続くとみんな老舗といわれ、街に来る方々は敷居が高いと感じてしまう。
我々としては、昔からやっていることを受け継いでやっているので確かに格式というものは高くもっていたいと思っていますが、“決して敷居は高くないんだよ、敷居は一回くぐってしまえばなんてことないんだよ”と。なので一度は日本橋のお店を訪れて欲しいと
みんなそういう思いをもっていると思います。
年の瀬を彩る和楽器オーケストラを、日本橋老舗と「食」でプロデュース
2017年12月28日、日本橋室町の日本橋三井ホールで和楽器オーケストラと老舗飲食店がコラボした音楽グルメイベント「AUN J CLASSIC ORCHESTRA TOSHINOSE CNCERT&日本食文化のおもてなし」を開催。
世界遺産の「アンコールワット」や「モンサン・ミッシェル」での演奏を通して日本の伝統楽器の魅力を世界に伝える活動を続ける和楽器集団「AUN J」の精神に共感し、日本橋老舗の若旦那の協力のもと、ヒトサラが「食」をプロデュース。イベントは2部構成で、第1部は入場無料の食イベント「日本食文化のおもてなし」として、4階エントランス、5階ロビーで展開。江戸前てんぷら【日本橋てん茂】の『穴子天丼』や室町【砂場】の『そば味噌(みそ)』、【たいめいけん】の『カツサンド』、【日本橋ゆかり】の『いかの塩辛』などのつまみ類(各500円)をはじめ、【日本橋いづもや】の『うなぎ弁当』(1,700円)、【繁乃鮨】の『握り三巻セット』(1,000円)など日本橋の老舗飲食店の料理がお試し価格で楽しめるのがポイント。ほかに【にんべん だし場】の「出汁(だし)」(100円)や「だしめしいなり」(400円)、【山本海苔】の「おつまみ海苔」(700円~)を販売。【日本酒スローフード 方舟】のブースでは「ちょいのみ1杯」(200円)や3種飲み比べセット(500円)のアルコール類を用意する。
第二部コンサートでは和太鼓や三味線、尺八、箏などの邦楽家8人で構成する「AUN J」が、通常一緒に演奏されることのない和楽器を再編成して独自の世界観を展開する。第1部の老舗メニューはコンサート会場でも提供。
「人を良くすると書いて食。音を楽しむと書いて音楽。どちらも共通して、人にとって必要不可欠な要素。そんな二つを合わせたイベント、人と食と音楽の夢のコラボを由緒ある日本橋から発信したい」と同楽団リーダーの井上良平さん。
井上良平さんの記事を見る(https://magazine.hitosara.xyz/article/672/)
■イベント概要■
日時:2017年12月28日(木)
第一部:11時30分~15時30分
第二部:17時開場、19時開演。入場料は5,500円(要別途ワンドリンク代)。
【会場】東京・日本橋三井ホール5F ※コレド室町の4F・5Fです
◎お問い合わせ:キョードー東京0570-550-766(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)