第76回: 虎白とは
2003年に師である石川秀樹氏とともに【神楽坂 石かわ】を支え、2008年に姉妹店として【虎白】をオープン。その後、2016、2017年にミシュランガイドで2年連続3ツ星を獲得、日本を代表する名店となる。国内最年少の3ツ星料理人となった気鋭の料理人小泉氏が【虎白】に込めた思い、ほかの日本食店にはない現代的な日本料理について語る。
国内最年少のミシュラン3ツ星の料理人に
――連続でミシュラン3つ星を最年少で受賞しているということで、今はおいくつですか。
小泉:37歳ですね。
――若いですね。客観的にみてどこが評価されたと思われますか。
小泉:どこかですか(笑)。 なんでしょうね、スタッフの気持ちとかお料理のスタイルですかね。ほかの日本料理のお店にはない料理構成や、組み合わせとかで楽しんでいただけるところかなと思います。
――ミシュランということで外国人のお客様も多いですか。
小泉:多いですね。割合でいうと3割の方が海外のお客様です。予約がまったく入らない日ももちろんあるので。でも、3つになってからは少し増えたかなという印象です。
洋の食材が生きる日本料理を
――虎白さんと言えば、トリュフやキャビアを使う印象がありますが、洋の要素を取り入れようと思ったわけは。
小泉:日本料理の概念ではなく、新しい形とはなにかと考えたときにもっと視野を広げてトリュフやキャビアなどのいろいろな国の食材を取り入れて料理を構成したら喜ばれるのではないだろうかと。芯の日本料理の軸はぶれないようにほかにはないものをと考え、洋を取り入れました。
――オリジナリティを追求したらそうなったということですか。
小泉:そうですね。
――師である石川氏はなにか言っていましたか。
小泉:とくになにも言わずに好きにやりなさいと。